TOPページ > RAPICOM appliance > アプライアンス版 RAPICOM appliance 製品概要

アプライアンス版「RAPICOM appliance」製品概要

「RAPICOM appliance(ラピコム アプライアンス)」は、専用のハードウェアにより安定した高いパフォーマンスを発揮します。一般的な手法(キャッシュによる高速化)とは異なる通信高速化手法を採用。従来のWAN高速化装置では解決できなかった問題にも対応できる可能性を持つ機器です。

かんたん導入

既存のネットワークにインライン接続し、In-Pathブリッジとして動作するため、ネットワーク設計や構成変更を最小限とし導入が簡単です。また、xTCPエンジン、optRTPエンジンでは、自動対向検知機能が含まれているため、最小限の設定で使用可能です。

コンパクトなボディ

キャッシュ型高速装置と異なり、キャッシュ用の記憶媒体(HDD等)を必要としないため、ラックマウントモデルでも1Uサイズとコンパクト。デスクトップモデルの本体サイズはB5サイズ程度のファンレスモデルでさらにコンパクトです。

選択可能な最適化エンジン

WAN最適化エンジンを、トラフィックを選別した上で選択可能。目的に合わせた最善の選択ができます。また、最適化する必要の無いトラフィックはパススルー設定により無理に最適化しないなど柔軟なトラフィックフィルタールールを定義することができます。

 

RAPICOMアーキテクチャ概要

RAPICOM appliance の機能一覧

複数経路の有効活用・障害発生時の回避機能・充実した管理機能など最大限のパフォーマンスと安全性を実現する機能が充実しています。
マークの記載がある部分は、モデルおよびライセンスにより利用可否、機能追加の可否が異なります。詳しくは諸元表をご確認ください。

トラフィックコントロール

トラフィックをコントロールするための各種機能が搭載されています。最適化を必要とするトラフィックのみをアクセラレーション機構へ引き渡し、かつ、必要な帯域のコントロールも同時に行うことができます。

機能 詳細
トラフィックフィルタ RAPICOM を通過するトラフィックに対してトラフィックフィルタ(特定条件を記載したフィルタ)により、目的に応じたアクセラレーション機構へ引き渡すための機能です。本機能は、接続先のIP、ネットワーク、およびTCP ポート等でフィルタリング可能で、細やかなトラフィックコントロールを実現します。また、QoS と組み合わせて使用することができ、帯域の適切なコントロールも実現します。
RTPセッション数 各インターフェースや特定の通信に対して帯域をコントロールするためのQoS を提供します。oS では、上限設定、保証帯域設定が可能で、特定の通信に対して一定の帯域を必ず確保しなければいけない場合等にも利用できます。トラフックフィルタと組み合わせることにより、細やかな通信制御を実現します。設定は、物理インターフェース、ユーザ定義、管理ビルトインの3種類が存在します。
Load Balancer UDP によってトンネリングを行い、通信ごとに回線を選択し、負荷分散を行う機能を提供します。一連の通信は同じ回線で伝送され、その判断は、MAC アドレス、IP アドレス、UDP/TCP ポート番号を識別子とした「セッション」によって判断されます。負荷分散は、送信元及び送信先のMAC アドレス、IP アドレス、ポート番号を元に計算したハッシュ値により分散する方式と、通信負荷が少ない回線を使用する2 種類の方式を選択できます。ハッシュ値による分散方式は、利用回線の帯域がほぼ同じ場合に効果的です。また、使用回線は特定のトラフィックフィルタを使用し、目的により選択可能で、プロトコル毎の使用経路の選択や、トラブル発生時のみに使用する回線の選択といった幅広い運用が可能です。

拡張機能

IPv6 環境、VLAN で構成された環境への導入、また、L2 の同一セグメントのWAN を跨いだ延長を必要とする場合など幅広い導入環境に適用するための機能を提供します。

機能 詳細
IPtun IPtun は、通常、拠点間で伝送されないパケット(フレーム)をトンネリングする機能です。WANの最適化機能ではありませんが、L2 の同一セグメントを、WAN を跨いで延長することが可能です。本機能により中継機器に変更を加えることなくL3 オーバーレイネットワークを構築することも可能です。システムの稼働状態での移動等、一時的に必要となるL2 接続環境の実現にも利用できます。
IPv6 RAPICOM はIPv6 に対応しています。(管理インターフェースはIPv6 には未対応)
vRoute(仮想経路) mTCP/IPtun の転送先の特定のために必要な機能です。本機能により、自拠点/対向拠点に
存在するホストのMAC アドレス、IP アドレス、ネットワークセグメント等の情報を交換し、RAPICOM を経由した通信を実現します。
VLAN VLAN で構成されたネットワーク環境にも導入可能です。RAPICOM はIEEE802.1Q Tagged VLAN に対応しています。また、VLAN タグを2 つ含むVLANスタッキング(ダブルタグ、トリプルタグ)のフレームを扱うことが可能で、IEEE802.1ad による方式に準拠しています。(VLAN スタッキング機能はmTCP/IPtun の通信には使用することができません。)
RAPICOM シリーズとの
相互接続サポート
appliance 同士だけではなく、RAPICOM のソフトウェアRAPICOM seed との相互接続もサポートしています。ソフトウェアとの接続を可能とすることで、機器導入が困難なクラウド環境等にはRAPICOM seed、オフィスへはRAPICOM appliance など最適な選択が可能です。
●クライアントコネクティビティの適用
クライアントコネクティビティの適用が可能です。ライセンスがセットされていないRAPICOM seed からの通信接続に対して、ライセンスの一時的な割り当てを行い、接続を許可するための集中管理を実現します。同時最適化数で接続管理されるため、利用の可能性のある端末にソフトウェアを配布し、必要な場合にのみ利用することができます。詳細は「Client Connectivityとは」を参照ください。

Fault Tolerance

障害発生時の各種High Availability 機能を提供します。突然の物理障害や電源トラブル、ネットワーク障害に対して、トラブルを回避することが可能です。

機能 詳細
Bonding 物理ネットワークインターフェースを二重化させることで耐障害性と負荷分散の機能を提供。
●Active-Backup
2 つのインターフェースのうち、一方がアクティブなインターフェースとして通信を行い、もう一方はバックアップとして一切通信を行わず、障害発生時にバックアップ側のインターフェースをアクティブに切り替える耐障害性を提供します。
●Link aggregation
2 つのインターフェースをアクティブなインターフェースとし、耐障害性と負荷分散の機能を提供します。負荷分散は、送信元及び送信先のMAC アドレス、IP アドレス、ポート番号等によって分散させる方法や、全てのパケットを2 つのインターフェース両方から送信する方法を提供します。
High Availability 同一の動作設定を実施した2 台のRAPICOM を冗長に構成する機能を提供します。本機能に より、システム運用を継続した状態で、障害の復旧を実施することができます。冗長化は稼働(Active) –待機(Standby)方式で提供されます。2 台の機器間ではハートビート(生存確認)がとられ、RAPICOM の障害を検知すると稼働(Active) –待機(Standby)が入れ替わる仕組みを提供します。

Link Fault Pass Through 物理インターフェースのダウン検知に伴うリンクダウンをブリッジのもう一方のスレーブポートに伝達して即座にリンクダウンを行う機能です。STP 等と組み合わせせることで、障害発生時に速やかに異常伝達を行い、短時間で迂回経路に切り替えることができます。
STP(Spanning Tree) ループ状に形成されたLAN 内において、フレームが永久に回り続けることを回避するためのSTP に対応します。本機能の利用により、ネットワーク経路を冗長に構成し、障害発生時に迂回経路を利用することが可能です。本機能はIEEE 802.1d に準拠しています。
(RSTP には非対応となります。また、IEEE802.1Q Tagged VLAN によるVLAN 環境内では本機能は正しく動作しません。)
Bypass インターフェース 突然の機器故障等が発生した場合など電源がOFF の状態の際に、インターフェースのBypass動作が働く機能を提供します。本機能により、最適化動作は行われませんが、通信を継続することが可能です。ただし、最適化中の通信は一度切断されます。
※ラックマウントモデルは設定で動作変更(ON / OFF)可能です。
※デスクトップモデルはBypass 動作が固定設定(ON)されており、動作変更(OFF)できません。また、Bypass 動作時は、スループットが100Mbps に制限されます。
ウォッチドッグタイマー RAPICOM のシステム内部の動作が異常状態に陥っていないかを監視する機能です。通信が
不能となるような緊急時には自動的にシステムを再起動し復旧を行います。
本機能により、通信不能時間を短縮することができます。

状態監視とトラブルシューティング

RAPICOMの状態監視や障害発生時のテクニカルサポートへの情報提供のためのロギング機能、停電や瞬停などの電力トラブル時のUPS 電源管理機能などの管理機能を適切に利用することにより短時間での障害復旧、障害回避が可能です。

機能 詳細
ログ機能 動作している各WAN 最適化エンジン、機能モジュールに対して、動作中の状態を逐次記録し、障害発生時の調査と記録を目的とし提供されます。ログは「起動ログ」「ブリッジ接続ログ」「各種アクセラレーション機構通信ログ」「操作ログ」「管理機構ログ」等が提供されています。また、長期間のログの保管に対応するため、外部Syslog サーバへの送信機能も提供します。

サポート機能
(必要情報一括取得機能)
テクニカルサポートの要求時に必要となるRAPICOM のファームウェア、および、ハードウェア情報を一括で取得する機能です。ログ機能と本機能を利用することで、円滑にテクニカルサポートを受けることができます。
SNMP(Simple Network Management Protocol) RAPICOM における稼働状況や統計情報を外部システムより監視・自動収集することを目的としたSNMPエージェント機能を提供します。本機能によりRAPICOM の状態を定常監視し、異常発生時に即座に状況を把握し対処することを可能とします。システム動作情報、インターフェース情報などの標準(標準MIB)で取得可能な情報に加え、RAPICOM 製品情報、システム管理情報、エンジンに関する情報などRAPICOM 固有の情報(独自MIB)も記録します。また、内部異常を検知した時などに、SNMP マネージャに向けて状態を通知する仕組みであるSNMP トラップ機能も提供します。
Power Control
(UPS 電源管理)
UPS 機器(バッテリー付き常時給電型の無停電電源装置)との連携を実現する機能です。停電や瞬停などによって電源障害が発生した場合に必要なタイミングで安全にRAPICOM機器のシャットダウンを行うことができます。本機能により、RAPICOM 機器の電源に関わるハードウェア障害を抑制することができます。
SFTP SSH で暗号化された通信路を使って安全にファイルを送受信するSFTP機能を提供します。本機能により、ネットワークを経由し、ファームウェアパッケージの転送や、ログファイルの取得を行うことができ、リモートによる一連のメンテナンス作業が可能となります。

管理インターフェース/機能

利用者および利用環境により、GUI/CLI から選択が可能です。また、管理サービスへのアクセス権限を設定する機能も提供し、適切にアクセスコントロールすることにより安全にRAPICOMを管理・設定することができます。

機能 詳細
利用環境に合わせた管理インターフェース ●GUI(日本語・英語対応)
各種設定変更やトラフィックの状況を確認できます。GUI は日本語・英語に対応し、ユーザにより切り替えが可能です。GUI へは、HTTP/HTTPS で接続可能です。

●CLI
RAPICOM 専用のCLI コンソールを提供します。CLI へは、シリアルコンソール接続、SSH/Telnet で接続可能です。
管理サービスへのアクセス権限のコントロール 管理サービスへのアクセス権限を設定するACL(Access Control List)機能を提供します。本機能にて適切にアクセスコントロールすることにより安全にRAPICOM を管理することができます。サービスのON/OFF、アクセス可能なネットワークの設定が可能です。
NTP RAPICOM のシステムクロックを正確に維持するためにNTP(Network Time Protocol)を提供します。本機能により、正確な時刻を維持することができ、障害発生時の記録など正確な時刻を刻むことができます。